【発送について】
オーダーメイドで制作させて頂きます。ご注文いただきましてから《約1ヶ月〜1ヶ月半程》お時間を頂戴いたしております。以上のことよりご指定いただいた日にお届けできませんので、ご容赦くださいませ。

お誕生日祝いなど日付指定のご贈答用の場合には、ギフト包装の「御仕立券」の発送も承っておりますので、ご希望のお客様はご用命下さいませ。

※画面保護フィルムのご使用のお客様へ

３Dラウンド形状の全面保護フィルムをご使用の場合、特にガラス材フィルムの場合、ケースの端と干渉してしまい、空気が入りフィルムが浮いてしまうことがございます。ケースフレンドリーと表記されているものは大丈夫です

<ここから説明となります>
Creema限定作品、どこにもない、が、ここにある。クリーマ・クラウドファウンディング、2020年11月からの出荷で企画した、「〜椿の木で作った作品で、椿畑を作ろう! 〜」を実施させて頂きました。その際に制作品としてウッドケース for iPhone 椿ナチュラルウッド ・レッドカーペットプロジェクトへの支援 ・椿苗木を一本植える、を実施した際には少量しか製作出来ない御注文分全てを支援して頂きました。目標達成率は301%にもなりました。この時だけ出品したiPhoneケース椿木材はCreema限定作品でした。

その後もクリーマさんの企画で見た椿ウッドケースを作ってらえないか?、とのお話しは良く頂きましたが、何しろ他の樹種と違い、難易度が高く、乾燥途中では大きく曲がる、反る、割れる、丸太は重くて(普通の木材の数倍)運ぶのは大変、また乾燥にも年数を要する、そんな樹種なので製作はづっと見送っていました。

しかしながら、製作されたケースの質感は硬く油質もあって、しとやかな肌触り、大変に感じが良い物でした。椿木材は貴重な物でこの時は切削に何度も失敗したり、切削出来なかったりと、当時はクリーマさんのクラウドに出す分も本当に最後まで出来るかどうか・・そんなレベルでした。

あれから2年が経ち、在庫にしていた椿のは乾燥を終えました。切削技術の改良を経て製作は問題なく出来るようになりました。本数はやはり限られますが、今回、Creema限定作品として出品させて頂きました。

何故椿なの?。それはとっても縁起が良い、パワフルなスピリットを持った木材だからです。こんな理由から椿木材を入手して乾燥させていました。

2011年3月11日、三陸海岸には東日本大震災により大津波が訪れました。津波が去った後には海岸沿いにあった椿が津波に負けず沢山生き残っていました。多くの樹木が倒れた中で何故に椿は沢山生き残ったのか不思議でした。知見者や学者の方に聞いてみて驚きました。椿は樹木の中でも最も根を地中深く張る植物なのだと聞かされました。そして種から根を生やした苗木を抜くと、その根はごぼうのようでした。こんな根の張り方をする植物とは知りませんでした。
しかも、椿は生育が樹木の中でも最も遅いとされていると聞かされました。その理由は根を深く張るのに年数を要するのだと。そして他の木々に追い越されて行くのだと。しかし一旦深く根を張った椿は、自然災害に最も強い木に育つのだと。そして花を咲かせるのだと。椿の生き様、spiritに感動しました。私たち人間もそうでありたいな。早く成長する事だけを目指すのでは無く、人間の根を深く張り、強い人間になり、人生の荒波に耐えて生きたい。そしていつか花を咲かせたい。そんなように椿に重ね合わせました。この事から椿茶を研究開発しリリースしましたが、木材も使って見たいと思い続けました。

陸前高田市と大船渡市の市花が「やぶ椿」です。これもあり、椿には強い出会いの運命を感じました。

工場のある岩手県大船渡市には三面椿(天然記念物)熊の神社にある樹齢1,400年、日本最古の椿が熊野神社があります。3.11の震災では津波が神社階段の所、手前まで来ました。その後の地質調査により過去一千年の間には3.11より大きな津波が三回度来ているのでは無いかと予測されました。もしもそれが本当であれば、三面椿は過去三度、海中に沈んだと考えられます。それでもなお1,400年も生き続けているとしたら信じられない生命力だと言わざる得ません。

震災で多くが生き残った椿の物語、「三陸椿物語」、神秘な力と椿の精神(スピリット)、そのiPhoneケースをいつも握っていたら、椿のスピリットを思い出し、気持ちが強くいれるかもしれません。「椿は日本が原産国で世界に輸出されて来ました」